下津井港から南西3kmの沖合に浮かぶ六口島の西岸にある奇岩です。自然の芸術品である象岩は、海岸の花崗岩が風と波によって侵食され、長い年月をかけて造りだされたものです。古くから人々の目を引いたらしく、岡山藩池田家文書の中(1704)に絵図が残されています。満潮の際には海に浸かっていますが、引き潮の際には水が引いているので濡れることなく近づけます。以前は現状より鼻が長く、今よりも象らしい形をしていましたが侵食の影響で、1980年に鼻の先が落ちてしまったそうです。無口島に行くには定期船がないため、海水浴場にある民宿(宿泊の場合は無料)、もしくは渡船業者に連絡して船をチャーターする必要があります。